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今回のアフガン日記【 -1-   -2-   -3- 】

バーミヤン
ヒンズークシュ山中のバーミヤン渓谷は4〜5世紀にひらかれた仏教の一大中心地であった。
1300年前、長安から遥々この地に入った玄奘三蔵法師は、「釈迦は数十ヶ所、僧徒は数千人」と、その隆盛ぶりを「大唐西域記」に記している。古来以来厳しい砂漠を渡り、ヒンズークシュの岩山を越えてきた人達は、この緑の谷に心をなごまし、53mもある金色に輝く雄大暦崖佛に感動したに違いない。石仏の顔面は後にイスラム教徒によって無残にも削ぎ落とされるが周囲の壁画は千数百年の風雪に耐えて残っていたが、近年同じイスラム教徒により爆破されたのは記憶に新しいところです。
人類の文化遺産がもう2度と観ることができないと思うと残念です!
バーミヤンの西約80kmに在るバンデアィミール湖、その謎めいた神秘的な水のブルー・・・

シャーリ・ゴルゴラ
バーミヤンの谷、正面に大磨崖佛を望むゴルゴラの丘、ジンギスカンに滅ぼされるまではバーミヤンの都城崩壊した小山の城壁が何層にも連なっている。

パオ式のバーミヤンホテル

ホテル裏庭より望む大磨崖佛

ホテル裏庭より望む小磨崖佛

バーミヤン石窟入場券

壁画が残る磨崖佛の顔面
バーミヤンでは3〜8世紀に仏教が栄え岩質の軟らかいこの辺に多くの窟院や磨崖佛が造られた。
大磨崖佛は仏像本体は自然の岩山から掘り出したが、衣紋は綱と泥土を固めて造られ、鋼の固定に差し込んだ杭の穴が表面に残っている。当時全身に金箔が押され、唐僧玄奘は金銅仏と間違え「金色晃曜、宝飾絢爛」と形容している、大仏横の岩山トンネルから大仏の頭上に行ける天井は彩色の美しい壁画が残っておりインドとペルシャ美術の融合が見られる。又多数の窟院が壁画で飾られていた事は痕跡程度に残る彩色で窺える。尚、右端の方に高さ35mの小磨崖佛(3〜4世紀)がある、この磨崖佛の背後にトンネル式の通路や階段で結ばれている、ここを一巡するとその昔、僧の生活状況が想像出来る。

窟院の内部

窟院の内部壁画の痕跡

小磨崖佛前の上り道

小磨崖佛

小磨崖佛の頭上壁画

小磨崖佛頭上への岩名の階段

小磨崖佛の顔面

小磨崖佛の頭上にて

小磨崖佛脇の僧房

小磨崖佛脇の窟院壁画

小磨崖佛脇の窟院壁画
小磨崖佛の頭上よりシャーリ・ゴルゴラを望ホテルより大磨崖佛に別れを